Adobe After Effects ユーザーのための支援ファイルセット

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After Effects チューンアップ

ショートカットキーを変更して快適なAEチューン(CS3編)

公式にお勧めできることではないと思うが、AEは自分の環境に合わせてショートカットキーを変更することができる。
私の場合はノートPCでAE作業をすることも多く、どうしてもショートカットを変更たい理由があった。そう、ノートPCのキーボードにはテンキーが存在しないので使用頻度の多いRAMプレビューの本来のショートカットキーであるテンキーの【0】キーを叩けないのである。

早速、手順に入る前に変更したいショートカットキーが他のキーとぶつからないよう事前にチェックしておくことをお勧めする。AEは特にショートカットの多いアプリで想定できる組み合わせはほとんど既に設定されていると思われる。ただし複雑すぎる組み合わせにすると逆に快適操作ではなくなってしまうので、どうしも使用したい組み合わせのキーが他とぶつかるのであれば、一方のショートカットを無効にしてクリアするとよい。

ここではMac版 After Effects CS3のRAMプレビューのショートカットを【Option】+【Space】キーに変更する手順で紹介する。バージョンによってファイルのディレクトリ位置が若干違います。

▼ STEP 01
Mac版は、ハードディスク名\ユーザ\ユーザー名\ライブラリ\Preferences\Adobe\After Effects\8.0\Adobe After Effects 8.0 ショートカット のあるフォルダを開く。
Win版は、C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\Adobe\After Effects\Adobe After Effects 8.0 ショートカット.txt が隠しファイルとして存在する。正しいファイル名を入力して検索すると手っ取り早く見つかる。
STEP01
万一の場合に備えて変更前のオリジナルファイルをコピーしてバックアップしておく。保険は大事です。元のファイルを開きます。
STEP01-2
▼ STEP 02
「Adobe After Effects 8.0 ショートカット」ファイルはテキストエディタで開ける。テキストエディタの検索機能を使って"Preview"と入力して検索。見つけたこの"Preview"という項目がRAMプレビューに該当する。
STEP02
▼ STEP 03
"Preview" = "(Pad0)(PadInsert)"を"Preview" = "(Option+Space)"と直接書き換えてファイルを保存する。Windows版では、"Preview" = "(Alt+Space)"となる。これで起動後のCS3は変更したショートカットが使用できるようになります。エクセレント!
STEP03

キーの表記はファイル前半の方に# ○○○と記載されているのに合わせ、組み合わせる際は+を使う。テンキーを使用する場合は"(Pad○)(PadInsert)"とセットの記載が必要のようだ。現状のショートカットキーを無効にする場合は、"()"とキー表記を消しておけばよい。パネル単位にカテゴリが仕切られていて、ショートカットキーなどからその機能がおおよそ理解できる。
ただし、該当する機能がこのファイル表記から判断しにくく、変更に不安がある場合は、便利なスクリプトツールもあるので紹介しよう。

●Additional Scripts for After Effects CS3を使用した簡単設定
▼ STEP 01
こちらからAdditional Scripts for After Effects CS3をダウンロードする。ダウンロードにはAdobe ID(米サイト)が必要になるので、エントリーのないユーザーは必要事項を記入してサインアップしたらダウンロードができる。
STEP01
▼ STEP 02
ダウンロードしたスクリプトフォルダをAdobe After Effects CS3フォルダ内のScriptフォルダに入れてからAEを起動。[環境設定]→[一般設定]で「スクリプトによるファイルへの書き込みとネットワークへのアクセス許可」にチェックを入れる。
STEP02
▼ STEP 03
次に[ファイル]メニュー→[スクリプト]→[KeyEd Up.jsx]を選択すると以下の設定ダイアログが起動する。
STEP02-2
▼ STEP 04
目的の機能が分かりやすくカテゴライズされているので簡単に見つけることができる。機能を選択して現状のショートカットを変更したいキーの組み合わせに設定し、Update ShortcutすればAEの再起動で使用できるようになる。すばらしい〜。
STEP03

Macのノートは【F1】~【F12】キーなどがシステムキーとかぶってしまうので、このように英語版やJIS、デスクトップやノート、といったキーボードの違いも柔軟に対応できるショートカットの仕組みはよろこばしい限りだ。


日時: 2008年09月11日 08:51 | パーマリンク


RAMを増設してマルチ・コアのパフォーマンス向上!?(CS3編)

AEは常に速度のパフォーマンスが要求されるアプリだ。だからと言ってマシンを変える以外、劇的にパフォーマンスを向上させる手段はそう多くない。そこでパフォーマンスに直結する現実的な要素を考えてみた。

● CPUを高クロック/デュアル・クアッドなものに変更
● グラフィックボードを高速なものに変更
● OS起動ディスクを高速なものに変更


などが上げられるが、これらはすべてマシンを買い替えると一新できたりするので、既存のマシンにあえて単品増設を行うのは相当なヘビーユーザーくらいだろう。
この中のグラフィックボードは、v6からOpenGLに対応しているものの、サポートされたカードとサポート外のマシンを比較しても正直体感できるほど大きな差はなかった。以下は[環境設定]→[プレビュー]の[OpenGL情報]

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グラフィックボードを高価なものに変更すると、どの位のパフォーマンスが期待できるのかは未知数だ。AE以外に3Dアプリを併用するユーザーなら、双方で恩恵はありそうだが。。

そこで、CS3からサポートされたマルチプロセッサ対応に注目してみる。
マルチプロセッサ・デュアル/クアッドコア搭載のマシンではバックグラウンドで複数のフレームを同時にレンダリングするよう[環境設定]→[マルチプロセッサ]でオン/オフが設定できる。

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この機能でパフォーマンスがどの位変わるのか、同じ出力条件でチェックしてみたのだが、結果は。。。

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思った程数字が上がらなかった。
調べたところ[マルチプロセッサ]ダイアログ内の説明にもあるように[環境設定]→[メモリ&キャッシュ]で「最大RAMキャッシュサイズ」を減らしバックグラウンド用にメモリの確保が必要とのこと。マニュアルでも「少なくとも 1 処理あたり 1 GB を確保することをお勧めします。」と記載されているので、検証したMacBook Pro/Intel 2.4GHz Core 2 Duo/2Gメモリでは、出力したサイズがHDということもありバックグランド用に十分なメモリが確保できず、実質シングルと同じ状況になったのではと考える。
この程度のメモリ容量では、フォアグラウンドとバックグラウンドのメモリ配分をAEプロジェクトの作業内容に応じてバランス調整しなければならず面倒だ。

しかもAEの「最大RAMキャッシュサイズ」を減らすと実作業で使えるメモリが減りRAMプレビューの再生時間やレンダリングパフォーマンスにも影響する。
また、オンにするとRAMプレビュー時とレンダリングをスタートする際、初期化に時間がかかり、場合によってはレスポンスが悪くなってしまう側面がある。実際、軽いプロジェクトでテストするとオンの方が遅かったりもした。

ま、この辺はしっかり改善してもらうとしても、AEが64bitのアプリケーションになるまでは、そんなに多くのメモリは不要だと思っていたのだが、マルチプロセッサ・デュアル/クアッドコアを生かし実作業のパフォーマンスを落とさないようにするには、予想以上に多くのメモリを搭載する必要がありそうだ。

ただ、メモリは肥大しがちなOSや別のアプリでも安定して使用できるので大容量であることに越したことはない。他の方法でAEのパフォーマンスを向上させる方法よりもまずはメモリからという結論に達した。
近いうちにRAM倍増を計画しているので、改めてチェックしてみたい。


日時: 2008年11月07日 09:52 | パーマリンク


続)RAMを増設してマルチ・コアのパフォーマンス向上!(CS3編)

さて、先日書いた「RAMを増設してマルチ・コアのパフォーマンス向上!?(CS3編)」の続きです。

世の中の流通は速いもので倍増計画の増設RAMが、もう手元に届いた。早速、装着し2Gから無事4Gメモリに倍増。改めて[環境設定]→[マルチプロセッサ]をオンにしてレンダリング計測を試してみた。結果はこんな具合。。

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なんと! 12分も短縮する結果となった。
いやぁこうなってくるとRAMは積むものですな。「バックグラウンドで複数のフレームを同時にレンダリングする」をオンに設定すると、RAMプレビュー時は情報パネルに、レンダリング時はレンダーキューパネルで2フレームづつ進行するのが確認できた。
フォアグラウンドの実作業も、心なしか速く処理できているように感じるのは気のせいだろうか。とにかくめでたい。デュアルコアでこのような結果なら、クアッドや8コアではどれほど違いがでるのか別の興味が湧く。

また、ここでふと思い立ったことがある。同じスペックのマシンで同じプロジェクトを出力するとMacとWinとではどの位違いがあるのか。。と、
私のMacBook Proは、Boot CampでWinsows XPの切り替えができ、ここにもAE CS3がインストールされている。この実験はなかなか見ものだ。

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おっおぉ〜Macより5分近くも短縮した。体感的に予測できたが、恐るべし。
レバードとXPというOSの違いはあるものの。同じマシン同じソフトから出力したのにこれだけ違えば、長尺なら大きな差になるだろう。MacはOSのどこかが足かせになってるなぁ。

ひとまず、このような結果でRAMの増設は狙い通りパフォーマンス向上に役立つ結果となった。ただ、調べてみるとエフェクトの種類によってはマルチプロセス機能と互換性がなく、必ずバックグラウンドで同時処理ができる訳でもないようだ。

しっかし、最近のRAMは安いすな。。増設お勧めです。


日時: 2008年11月11日 02:06 | パーマリンク


AE日本語版→英語版にスイッチ(Ver.6以降〜)

ある仕事で英語版で作成されたAEファイルを開く機会があった。通常の日本語版で開くと、プロパティ名称の一部でエクスプレッションエラーが出た。
英語記述を日本語版のプロパティ名称にならって記述し直せばクリアできるが、面倒くさいので英語版にスイッチして開くことにした。

AEはバージョン6以降からマルチ言語に対応していたと記憶する。
英語版にスイッチして開くと思い通りエラーのない描画で開けた。ちなみに各国語版へスイッチする手順は以下の通り。

● After Effects CS3 日本語版を英語版で起動(Macintosh)
▼ STEP 01
Finder上でインストールした「Adobe After Effects CS3」フォルダ内にあるアプリケーション「Adobe After Effects CS3」のアイコンを選択して、[ファイル]メニュー→[情報を見る]を選択する。
STEP01
▼ STEP 02
["Adobe After Effects CS3の情報"]ダイアログ内の[言語]内に各国の言語とチェックボックスが初期設定ではすべて選択されている。英語を除き他のチェックボックスすべて外す。
設定は以上。閉じて後はダブルクリックで起動、これだけです。
STEP02

当然、日本語版に戻す時は日本語のチェックボックス箇所を入れて起動すれば元に戻る。この方法はAEに限らずPhotoshopやIllustratorなど、他のアドビアプリでも同様に各国語版へのスイッチが可能なはずである。

上記はMacの方法だが、Winはもっと簡単。というかAdobe After Effects CS3フォルダ→Languagesフォルダ内に英語版のエイリアスがあってそれから起動すると英語版で立ち上がる。
例)C:\Program Files\Adobe\Adobe After Effects CS3\Languages\Adobe After Effects E

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さて、同じことをCS4(Mac版)でも試してみたが、何とここでトラブった。
英語のインターフェイスで立ち上がった後にUnicodeのエラーが発生。メニュー操作やショートカット操作の度に、このアラートが表示され身動きがとれない状況に陥った。

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ん〜。これはうちの環境によるものか、今のところは不明。強制終了で一旦落として元の日本語版に戻し、現在調査中。。。です。
決定的な理由が見つかったら後日、報告します。謎?)


日時: 2009年05月26日 04:41 | パーマリンク


モバイル AE Style:起動ディスク5400→7200 rpm

モバイル奮闘記の第二弾です。
ここではAfter Effects環境というよりも、ノートPCの起動ディスクを交換してパフォーマンスアップした小ネタを少々。

所有しているMacBook Proは一年前の型で標準のSerial ATA HDD 200G(5400 rpm)を搭載していた。この起動ディスクは、兼ねてからグレードアップしたいリストの筆頭だったので、仕事の折をみて→320G(7200 rpm)に取り替えました。ポイントは7200回転という点です。

まぁ、速くなるといっても大した差ではないだろうと気持ち半分でしたが、ほんのりでも体感できる程度に速くなった印象です。特にOSやアプリの起動でその差が感じられるので、AEのレンダリングにも少なからず影響はあるでしょう。

その差をチェックするために変更前のベンチマークをとっていたので、変更後と比べて見た。案外違うもんです。

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2009年モデルのMacBook Proでは、BTOでソリッドステートドライブなるうらやましい選択肢もあるが、旧モデルでは固定具などがマッチするか不明だったので従来型のHDDタイプを選択した。元の5400回転のHDDはケースだけ購入して外付けにします。

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ケースは「玄人志向 IB-285」、手帳ルックなデザインがシブい一品。USB2.0接続から電源供給できてHDDのパフォーマンスも内蔵時とあまり変わらないスコアでバッチリ。 以下、USB2.0接続の外付けとなった5400回転のHDDのベンチマーク。

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さて、簡単に起動ディスクを交換と言っても元のディスクにはメールのデータをはじめ、アクティベーションを必要とするAdobeのアプリ群など大切なこれまでのセットアップをそのまま移行せねばならないので、その交換プロセスは重要です。
慎重な私の場合は、以下の簡略化した手順で決行しました。

▼ STEP 01
購入した7200回転のHDDを、同じく購入した外付けケース(USB接続)に入れてマウントする。マウントにはディスクユーティリティを使用。(要フォーマット)
▼ STEP 02
お手軽バックアップアプリ「Carbon Copy Cloner」などを使用して、マウントした新規ディスクに元ディスクのすべてのデータをバックアップする。
▼ STEP 03
バックアップ後、システム環境設定→起動ディスクで新規ディクスからOS起動させる。起動後、メールデータやAEなど主力アプリが問題なく起動するかをチェック。問題なければHDD交換に踏み切ろう。

※ 2009年以前の旧モデルのMacBook ProのHDD交換はこちらのサイトを参照。

日時: 2009年06月23日 05:12 | パーマリンク