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スキャンラインドットモーション・Download FREE!!

前回、奮闘したドットモーション(スキャンライン風)の構造は後々よく考えてみたらナンセンスな作りだったと反省する箇所があります。
それはドットが列の端に到達、折り返すそれぞれの値を手動でキーフレーム設定していた点です。ドット幅が決まっていれば、列幅(スキャン幅)を割る事で自ずと折り返す値も分かることじゃありませんか。何でこの部分を自動化する構造で考えなかったのでしょう。
いやぁ〜全くもってお恥ずかしい。(いつも作った後で気づくありさま)

そこで、任意のスキャンエリアを設定するとドットのスキャンラインモーションを自動で実行できて、タイトルエフェクトとしても転用できるよう改善したAEテンプレートに仕上げてみました。こんな具合であります。

play button
構造はスキャンエリアの設定、ドットのサイズ指定と動きのタイミングを調整するだけのシンプル操作、ドットは5個までサイズ調整できます。
この今回作成しましたAfter Effectsプロジェクトファイル(CS3以降〜対応)をダウンロードフリーで提供しておりますので、よろしければご活用くださいませ。

IMAGE PHOTO

※5/17 追記:Windows AEにて発生するエクスプレッションエラーを確認>解決>再アップ済みです。文字コードによるOS互換不都合でございました。Winユーザー様にはご迷惑おかけしました。また、貴重な情報ありがとうございます。

で、簡単な操作方法の説明だけ記載しておきます。

基本的に本サイトで販売いたしております「Title Effects series」と同じ仕組みとなります。テンプレートとなるAEファイルを開き→タイトルの入れ替え、配置は『TITLE comp』コンポ内で、レンダリングとタイミング調整は『FINAL comp』コンポジションで行います。
その他の要点は以下の通りです。
ダウンロードしたAEファイルを開いてご確認ください。

▼ STEP 01
● スキャンエリアの設定

『TITLE comp』タイムラインを開き、入れ替えたいタイトルを配置します。 コンポジションサイズに応じてタイトル位置(レイアウト)は自由に変更して構いません。
次にスキャンエリアを設定します。
『TITLE comp』タイムライン内、レイヤー6「scaning area null」のヌルオブジェクトを選択、入れ替えたタイトル位置に合わせて上下左右にある中央のポイントをドラッグしながらタイトルを囲むように調整します。これでスキャンエリアが自動的に設定されます。
STEP01
画面全体をスキャンエリアに設定したい場合、
初期設定のコンポジションサイズ(HD 1920 x 1080)ならレイヤー6「scaning area null」の"スケール"プロパティを[1920, 1080%]とします。
STEP01

▼ STEP 02
● ドットサイズの設定

最初に現在の時間インジケータを00:00:00:00に合わせます。すると左上に5つのドットが整列して表示されるので分かりやすく確認できます。
『TITLE comp』タイムライン内、レイヤー6「DOT-1 size null」からレイヤー1「DOT-5 size null」までの5つの各レイヤーに適用している[scale]エフェクト(スライダー制御)で任意のドットサイズを設定します。
例えば、scale値を"15"と入力すると記述されたエクスプレッションによって200倍された"3000"と表示されます。
最小サイズの設定は"0"で4 pixels 四方のドットとなります。
STEP02
▼ STEP 03
● タイミングの調整

『FINAL comp』タイムライン内、レイヤー7「Scaning DOT-1 TITLE」からレイヤー3「Scaning DOT-1 TITLE」までの5つの各レイヤー位置(時間)や各レイヤーに設定している"タイムリマップ"のキーフレーム位置(時間)を自由に移動して設定します。
"タイムリマップ"に設定されている2つのキーフレーム値はスキャンエリアの開始から終了に自動で調整されるので値の設定は不要です。

最後の「flash light」レイヤーに適用している[レンズフレア]の光の表現や「TITLE comp」レイヤーの[グロー]は付け合わせのアクセントなので、キーフレームのタイミング調整や有無はご自由に。。。
STEP03

と、ここまでが基本設定となります。
さらなるエフェクトの微調整は以下の通りです。

▼ STEP 04
● メインの緑ドットの[エコー]エフェクト調整

『Scaning DOT-1 TITLE』タイムラインならレイヤー2「Scaning DOT-1 motion」(コンポジション別ドットの相番名称)に適用している[エコー]エフェクトで調整します。
この中の"エコーの数"プロパティ値には以下のエクスプレッションが記述されています。
(『Scaning DOT-2 TITLE』から『Scaning DOT-5 TITLE』も同様にレイヤー2に適用。)

t=comp("Scaning DOT-1").marker.key(1).time;
Ah=comp("Scaning DOT-1").layer("scaning area null").transform.scale[1];
Dh=comp("Scaning DOT-1").layer("MAIN-DOT").height;
Ds=comp("Scaning DOT-1").layer("MAIN-DOT").transform.scale[0]/100;
t2=Ah/(Dh*Ds)*t;
 if (time > t2) {
     0;
  }else{
     20;
  }

この記述で表示されるエコーの数の値は"20"です。オレンジ部分の数値変更で値を調整できます。
STEP04
▼ STEP 05
● 各タイトルの[モザイク]/[グリッド]エフェクト調整

『Scaning DOT-1 TITLE』から『Scaning DOT-5 TITLE』タイムライン内、レイヤー3「TITLE comp」に適用している[モザイク]と[グリッド]エフェクトで調整します。
これらのエフェクトはSTEP 02で設定した任意のドットサイズに描画が合うようエクスプレッションで自動的に設定されますが、タイトルを配置した位置やサイズでモザイクとグリッドの描画がずれて表示されてしまうケースがあります。

このずれをキッチリ合わせたい几帳面な方は、エフェクトコントロールパネルから[グリッド]エフェクトのグリッドサイズの種類のプルダウンを"コーナーポイント"に変更して、アンカーとコーナーの位置をモザイクの升目に手動調整して合わせるとよいでしょう。
STEP05

ざっくりとした調整内容はこんな具合です。

このテンプレートはタイトル以外の画像でも当然有効です。スキャンエリアを全面に設定、高解像度と低解像度の静止画を併用してこの様なズームアップ表現も簡単にできます。お試しあれ。

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日時: 2011年05月09日 19:21