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AEネットワークレンダリングの探究(その1・環境準備編)

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HDサイズのレンダリングは時に途方もなく時間がかかる場合があります。
レンダリングボタンを押した途端の予測時間を見て「上がりが2日後かよぉ。」というような。。

カラコレをしただけ、ノイズ除去しただけとエフェクトが加わる度その処理時間は重くなってゆきます。そもそもAEを通す訳ですからこの手の要素が最低あったりするものです。
そこで、少しでも時間短縮させるための選択肢であるネットワークレンダリングなる機能を取り上げてみます。

広い言葉の意味では色んな解釈ができる訳ですが、ここでいうネットワークレンダリングとは、ひとつの出力アイテムを複数台のPCで分散させてレンダリング処理することを指すとしましょう。

現状PCをパワーアップさせることはまだ考えていないが、遊んでいるPCがあるからそいつにも働いてもらおうという、いわば猫の手でも作戦です。
ただ、この響きの良い言葉は未体験ユーザーにはかなり(?)があると思います。なので思いあたる節からチェックしてみます。

ネットワークレンダリングには準備が必要です。まず、環境整備からです。

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▼ 台数分インストールの(?)

分散でAEレンダリングを実行したいPCの台数分、プロジェクト作成時と同バージョン「Adobe After Effects Render Engine」のインストールが必要です。

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使用せずともAfter Effectsフォルダ内にあるのはご存知でしょう。
CS3以降のインストール方法は、インストールディスクから通常のフルバージョン同様にインストールします。After Effectsフォルダ内にある「Adobe After Effects Render Engine」だけの使用に限れば、アクティベーションは不要です。よって台数分のインストールが可能です。(ただしアプリケーション本体を起動させれば、1ライセンス/2台までのアクティベーション制限があります)
Ver.7以前はインストール時に「Adobe After Effects Render Engine」をオプション選択できたと記憶します。(記憶違いならスミマセン)

▼ クロスプラットフォームの(?)

After Effectsはプラットフォーム別にパッケージが分かれているので、Mac・Win・Unixなどクロスプラットフォームで分散させるにはプラットフォーム別のパッケージが必要になります。

▼ フォント・サードパーティ製プラグインの(?)

分散レンダリングしたいプロジェクト内にテキストレイヤーが使用されている場合は、分散させるPCにも同様のフォント環境が必要になります。
Macにしかないようなフォントを使用した場合は、Windowsなどクロスプラットフォームでレンダリングできないことになるのでフォントチョイスには気遣いが必要です。

サードパーティ製プラグインモジュール(エフェクト)も、フォント同様に同モジュール環境が必要になります。コピーのみで使用できるものもあれば、別ライセンスを必要とする場合もあるようです。
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以上を踏まえて分散するPC環境を整備します。
もちろんすべての分散用PCがLANで繋がれていなければなりません。

分散させるPC環境を自身の制作環境と合わせるのは結構手間がかかります。
特に使い勝手がよいサードパーティ製のプラグインが知らない間に増えていたりすると、改めて台数分用意するのはひと苦労でしょう。
大体遊ばせているPCは一世代古かったりするとOSやQuickTimeのバージョンといった現行AEバージョンをインストールできる状況に持っていくこと自体が大変だったり、そもそもインストールできなかったり。
Macでいえば、CS4はPowerMac G4/G5はインストールできませんから、踏み切る前に利用AEバージョンのスペックをクリアするマシンか、今一度確認あれ。

次回、それでも分散レンダしたい!
の声を受けてレンダリング設定に踏み切りましょう。


日時: 2009年11月18日 06:28