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モバイル AE Style:HDTVモニタリング(Matrox MXO2 テスト)

HDサイズの映像制作が主流となりつつある昨今、After EffectsのHD環境について考えてみました。というのも、HDサイズは1980×1080ピクセルものカンバスサイズを必要とします。30インチという広大なディスプレイを使用したとしても、HDサイズを100%表示にすると以下のような比率になります。

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この白い部分がAEなどでいうタイムラインなどのワークスペースになる訳ですが、こうなると100%表示はどう考えても効率的とは言いいがたいでしょう。
なので、大抵の場合はHDサイズのコンポジション画面を50%の縮小表示にしてアートワークするのではと推測します。
しかし、制作物の最終仕上がりや細部の確認はどうしても全体を100%のフル画質で確認したいと思うのは私だけではないはず。

そこで、HDのモニタリングについて考えてみました。
一番スマートな方法はビデオプレビュー機能です。
作業ディスプレイで100%表示させなくても、AEのRAMプレビューやコンポジット画面をリアルタイムでHDTVにモニタリングできればいい訳です。

デスクトップマシンなら、各種PCIカード系のキャプチャボードを通してHDMI出力でHDプレビューができます。ラップトップでは、私の知るところで Matrox MXO2 (Macベースのみ)と MXO2 mini (Mac/Win)を利用すれば可能です。これらはPCI Expressカード経由でI/Oデバイスにつなぎ、ビデオキャプチャと出力を可能にするもの。

私事でいえば、HDものはテープメディアでのデジタイズ作業のない直データのやり取りが増えたことで、ラップトップで作業することも多く、兼ねてからこのシリーズのHDモニタリングに興味がありました。
これらをモバイル環境で使用するかは別問題ですが、可能性には期待したい。ということで、 色々お聞きしたところ、Matroxプロダクツ総代理店であるミューズテクスさんのご好意によりAE環境で" Matrox MXO2 "を試す機会を頂きました。(感謝!)

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設定は至って簡単です。ドライバをインストール後、MXO2のHDMI出力とHDTVを接続、PCI ExpressカードとMXO2をつなぎ、PCを再起動すればシステム環境設定の「Matrox MXO2」でハードを認識しているか確認できるようになる。

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そして肝心のAEです。起動後は環境設定→ビデオプレビューの出力デバイスでMatrox Video Outputを選択。プロジェクトに適した出力モードを選択してOKするとコンポジション画面をHDTVに投影できます。

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と、こんな具合で編集しながらHDのフレーム全体を確認できる使用感はかなりいい感じです。ただ、RAMプレビューを実行してみると。。
何と、フルフレ(30フレ)表示ができません。くぅー。
AEはQuickTimeプレイヤーのようにコマ落ち表示にはならないので、音だけが先に進んで、情報パネルには17フレ/秒の再生という赤字表示。音とシンクロした再生ができないという残念な結果です。

MXO2はハードウェア上でエンコード処理を補うような機能を搭載していないので、マシンスペック(CPU)がそのレスポンスを大きく左右するようです。私のMacBook Pro 2.4GHzのメインディスプレイ上で1980×1080のプロジェクトは30フレの滑らかなRAMプレビューが可能なものの、本器を使用したビデオプレビューでは力不足ということが分かりました。

では、HDTVへのモニタリングの代案でこうゆうのはどうでしょう。
HDTVをデュアルディスプレイ環境として使用し、RAMプレビューの際にフルスクリーンで表示させる手です。
デスクトップならビデオカードがデュアルディスプレイ可能なカードを搭載していれば、ラップトップなら外部モニタ(DVI)接続ができれば、DVI to HDMIケーブルでHDTVを2ndモニタ化できます。

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そして、HDTV側にコンポジションパネルを移動して、プレビューパネルのフルスクリーンをチェックします。

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RAMプレビューの際はコンポジション画面を必ず100%表示にしてからRAMプレビューを実行すれば、フルサイズ、フルフレのモニタリングがHDTVで実行できる。てな具合です。

ただ、フルHD画質を搭載するプラズマ・液晶タイプのHDTVの多くは32インチ以上の大画面サイズが主流なので、机付近では近すぎたり、離すとケーブルや配線への配慮など、大画面とPCとの微妙な設置レイアウトが一番の悩みどころですな。


日時: 2009年09月07日 02:39